レコードとCDって両方とも音楽が聴けるから好きなんですが「どっちが良い」なんて事を考えるとキリが無いです。音質の事などもよく話題になりますがそんなもんは人それぞれ(再生環境など)だと思いますのでここでは話題にしません。
ただお店でお客さんと話していて「レコードの方が価格が高そうで入手しにくそう」という印象を持たれている方がたくさんいらっしゃるように感じます。今日はそういった方々に向けて…
「CDに比べてレコードの方が入手し易い」
アルバムを紹介します。
RAY,GOODMAN & BROWN/TAKE IT TO THE LIMIT
元はMOMENTSと名乗っていたグループです。POLYDORへの移籍時にMOMENTSの名が使えなくなったためにこのグループ名になりました。これは80年代中盤〜後半らしい都会っぽさ溢れる洗練されたプロダクションにキャリアの長さから来るであろう3人の安定感ある歌唱が最高なアルバムです。
日本のAmazonではこのアルバム自体の取り扱いが無くベスト盤がちらほらある程度。オリジナルアルバムでは"SPECIAL LADY"くらいですね、入手できるのは。
で、アメリカのAmazon.comを調べてみるとありました!
RAY,GOODMAN & BROWN/TAKE IT TO THE LIMIT
1 new from $993.73 3 used from $78.50
これならレコードで入手しておいて損の無い一枚だと言えますよね。
こちらのアルバムは1987年リリース。この後の90年代のR&Bなどへも通じるプロダクションがたまらなく格好良いアルバムです。A面とB面がそれぞれ"DAY SHIFT"と"NIGHT SHIFT"に分けられていてそれ相応の曲調で分けられているところもレコードならでは。
こちらのアルバムもAmazonではなかなかの高値が付いております。
レコードだとホントにお買い得感あります。
こちらは1984年リリースの都会的で洗練された雰囲気が魅力的な一枚です。FUNK BANDである事もあって曲、歌、音とも抜かりない作りで最高です。イギリス出身というのも魅力的。
こちらもCDで楽しもうと思うとちょっぴりハードルが高い気がします。
とは言え、アルバム4枚が収録された3枚組CDの中の一枚です。アルバムが4枚分(内容はどれも素晴らしいですよ)の値段と考えれば良いお値段とも思いますが。
SALSOULの後期にあたる1984年リリースのアルバム。プロデュースとアレンジはSKYYなどでの仕事も有名なRANDY MULLER。これも都会的で洗練された音が魅力的なアルバムです。
こちらのCDはグッとお求め易いです。
お求め易い「価格」である事は間違い無いのですが海外の販売業者が持っている物も多いためちょっと時間や送料、関税などいろいろ面倒くさそうな事もありますね…。
マイアミという音楽的に非常に芳醇な土地の中で長く充実した活動をしている歌手ですね。そんな彼女のLIVE盤であるこのアルバムも非常に良い出来です。サンプリングソースとしても良く知られている"TONIGHT IS THE NIGHT"やLIVEならではの熱気を帯びた"CLEAN UP WOMAN"なども収録した良いアルバムです。
これもCDで楽しもうと思うと…
ちょっぴりお高いですね…
Amazonでの販売価格と当店の販売価格を比較して書いてきましたが決してこれらが「市場における適正価格」だとは思わないでください。どの音源ももっと安いお店もあれば高いお店もあります。
また中古盤の価格とは市場に流通している枚数とそれらを欲しがる人の人数のバランスによって決定される事がほとんどです。ここで取り上げた盤というのはCDの流通枚数が極端に少ないという場合がほとんどです。決して収録されている音楽の善し悪しを表しているわけではありません。
ただそう言った需要と供給のバランスが崩れてしまっているが為に高値が付くCDの場合はウチのような中古レコード店の事も思い出していただければ幸いであります!一度レコードプレーヤーを買ってしまえばさらにいろんな種類の音楽に触れる事ができますよ!
また今回は全く触れませんでしたがiTunesやAmazon MP3ストアのようなデータでの販売を利用するのも気軽に音楽を楽しむ良い方法だと思います。音楽は聴いて楽しむものですので聴いた人が楽しければどんな方法で買っても良いことだと思います。
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