渋谷と原宿の間にあった「BREAKBEATS」というお店で90年代中盤か終わりくらいに買っていたカセットテープが数本出てきました。
DJがつくるMIXや当時のラジオ番組などを中心にいろんな種類のカセットテープを買っていたのですが、これは改めて聴いてみて「おぉぉぉっ!」っとなったので紹介したいと思います。
今回は
First Black History Jam Live At The Bronx River Centre SIDE-A
Firstannual Black History Jam 1982 @Bronx River Center SIDE-A by Vinyl7records on Mixcloud
ジャケットを拡大したのがこちらです。
ご覧の通りすごい面子です。
テープ自体には何も書いてないので中身とジャケットが合っているかちょっと自信ありません。
しかし、出てる面子がジャケットと合っている事や曲間のMCで「BLACK HISTORY」や「BRONX RIVER CENTER」について触れられているので合っていると思います。
内容は「LIVE」をそのまま録音したもので生々しさがすごいです。
まずはCOLD CRUSHが登場。簡単なメンバー紹介を済ませるとMAZE/BEFORE I LET GOがかかります!ここで女の子に歌の一部を歌わせるのですが、ここで既に盛り上がってる様子がすごいです。
そしてCOLD CRUSHがLIVEします。CERRON/ROCKET IN THE POCKETの二枚使いの上でお得意のルーティンをいくつか披露します。THE JACKSON 5/I WANNA BE WHERE YOU AREなんかの替え歌を交えたこのお決まりのルーティンがこれがまた格好良いんです。
そしてTAANA GARDNER/HEARTBEATにビートが変わってひたすらRAPします。ユニゾンでのメロディーを挟みながらマイクリレーでRAP。そこからお客さんをグイグイ煽っていくところは最高です。
これでCOLD CRUSHのLIVEは終わり。そこからまたDJが曲をかけるのですがここでDANCEHALL REGGAE!YELLOW MAN〜NICODEMUSがかかりますがこれが「あー。HIP HOPとDANCEHALL REGGAEは近いところにあったんだなー」というのがよくわかってたまりません!
そして「BLACK HISTORY」にちなんでかJAMES BROWN/SAY IT,LOUDがかかります。
FUNKY FOURの呼び込みがあるのですが何故かLIVEは始まらず、DEBBIE DEEが出てきます。DJをWANDA DEEがしているようですね。女性らしい選曲というかなんというかSHALAMAR/A NIGHT TO REMEMBERがかかります。
お客さんも暖まった(?)のかLIVEがはじまります。ここではFUSION BEATS VOL.2をとても上手に使っています!そしてBILLY SQUIER/BIG BEATの二枚でタフなRAPを聴かせます。
そのままLIVEが終わりその後はTHE ORIGINALS/THE BELLがかかります。この曲。MARVIN GAYEのPRODUCEで1970年にリリースされた曲なんですが7インチシングルしかありません!こういう選曲がされるところも素晴らし過ぎます!!!!
そこからHEATWAVE/ALWAYS AND FOREVERがかかります。
この二曲がLIVEの合間にかかるところは本当におもしろいなーと思います。
そのあとLYN COLLINS/THINKやMARVA WHITNEY/IT'S MY THINGなどがかかります。
勢いでほぼ全部解説して文章がながくなりましたがぜひ聴いてみてください!
ちなみにこの録音はレコード、CDにもなっています。
昔は持っていたんですが今は持ってません!
これ、内容を比べてみたいのですがどうなのでしょうか?レコード、CD化された音源は片面25分づつくらいの計50分。こちらのテープは片面45分づつの計90分です。
こういう音源を聴くと「ULTIMATE BREAKS & BEATS」に収録されている楽曲やDANCEHALL REGGAE、DISCOまで一本の線で繋がっている事に今更ながら感心します。
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