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RE(?) RETURN OF THE BOOM BAP

JOEY BADA$$/B4.DA.$$

ちょっと前にリリースされたこのアルバム。NYはBROOKLYN出身のMCということでいかにもNYらしいトラックが良いですね。

先行でビデオが紹介されたこの曲とか。

このアルバムのリリースを受けてちょっとだけ話題になってるのが「BOOM BAP」という言葉。

最初に目にしたのはこのアルバムですかね。

KRS-ONE/RETURN OF THE BOOM BAP

タイトルとして最初に目にした割にはこの時点でもう「RETURN」になってて不思議です。

まあ「RETURN」の事はちょっと置いておいて「BOOM BAP」について辞書サイトを見てみましょう。

「BOOM BAP」

In hip hop music, boom bap is a subgenre. "Boom bap" is an onomatopepia for the drum sounds prominent in boom bap.It is usually recognized by an acoustic drum loop/break and a chopped up sample style that became widely used in the early 90's as opposed to the old school type synth beats. The term was popularized by the album Return of the Boom Bap by KRS-One.

BOOM BAPはHIP HOP音楽におけるサブジャンル。突出したドラムの音を表現した擬音。80年代のドラムマシーンの音に替わって90年代に広く使用されるようになった生音ドラムブレイクをサンプリングして並び替えたドラムの事として認識されている。この言葉はKRS-ONEのアルバム"RETURN OF THE BOOM BAP"によって有名になった。

(Wikipaedia)

A style of hip hop signified by a hard bass drum and snapping snare that is often EQed to the forefront of the beat.

Some examples include the album "Return of the Boom-bap" by Krs-One, the Duck Down record label.

EQをかけたハードなバスドラとスナップが効いた音が特徴的なHIP HOPのスタイル。例えばKRS-ONEのアルバム「RETURN OF THE BOOM-BAP」みたいなん。

(Urban Dictionary)

（※めっちゃざっくりした意訳です）

音を聴いてこうした説明を読む限りはいかにも90年代っぽい質感のサンプリングによって作られたドラムの音を指してBOOM BAPと言うようです。

またKRS ONEのアルバム"RETURN OF THE BOOM BAP"に収録されたタイトル曲"RETURN OF THE BOOM BAP"のドラムを使用してリリースされた"BOOM BAP JONES"

個人的に2000年以降で「BOOM BAP」と言う単語を強く意識したのはこの曲でしたかね。

ここまで書いたことをまとめてしまうと非常にシンプルな事で90年代っぽい質感のドラムを持った楽曲のこと。で良いかと思います。

こういうのが現行のシーンで再び注目を集めているんですね。

ただここまで書いて思い出したのがこの曲。

T LA ROCK & JAZZY JAY/IT'S YOURS

この曲の終わりの方でドラムの擬音でめっちゃ「BOOM BAP」って言うてます。「これサンプリングドラムちゃうやんけ！」とも思ったんですがそんな細かいことはどうでも良いんでしょうな。

BOOM BAPは割とすぐ作れます。

JAMES TAYLOR AND THE ORIGINAL FLYING MACHINE:1967(JACKET F)

JAMES TAYLOR AND THE FLYING MACHINE/1967

このLPに収録された"KNOCKING 'ROUND THE ZOO"のドラムをSP-1200やMPC 60、S900なんかのサンプラー（本当は機種はなんでも良いです）に取り込んでキック、スネア、ハットとバラバラしにして適当に打つとできます。その際EQで極端に低音部をブーストしてあとは適当にバランス取ってやればOKです。

またそこに一手間加えるならMACKIEあたりの卓ミキサーに音を立ち上げて低音をブーストしたキックにdbxの160シリーズのコンプを雑にかけてみても良いでしょう。スネアにはEMT 140とか240、AMS RMX-16やらALESISの適当なリバーブをうっすらかけてやるとBOOM BAPな仕上がりになります。

ちょっと話が逸れちゃいましたけどHIP HOPの「サブジャンル」でしかもいろんな人のざっくりとした印象で決まっていることのようなのでそんな感じの捉え方で良いと思います。90年代はあるレコードをNEW SCHOOLと呼ぶのかMIDDLE SCHOOLと呼ぶのかで「喧嘩でも始めるんじゃないか」って勢いの真面目なお客さんもいらっしゃいましたがそういうのはもういいです。

投稿情報: 21:18 カテゴリー: 日記, 音楽 | 個別ページ | コメント (0)

2100年

2100年

2015.1.24 (sat)
23:00 start
at METRO, Kyoto (HP)

LIVE:
2MUCH CREW
溺死+粗悪ビーツ
嫁入りランド
odd eyes

DJ:
okadada
madegg
strawberry sex
風工房’98 (DISTEST, BIOMAN, OBOCO)

Matsumoto Hisataakaa

VJ:
VIDEOTAPEMUSIC

FOOD:
カレー屋台村山ねこ

FLYER:
yong

前売 2,800円 (incl. 1drink)
当日 3,300円 (incl. 1drink)

2015年に入って一発目のDJです。楽しくやりたいと思います！

odd eyeaというバンドと一緒なんですがこのバンドのMVがYouTubeに上がってましてこれが格好良いです。

彼らのライブも楽しみです。

とにかくおもしろい人ばかり出るので楽しくなりそうです！！

投稿情報: 18:48 カテゴリー: イベント告知, 日記, 音楽 | 個別ページ | コメント (0)

KIRIN

KIRIN/사랑과 행복 (愛と幸せ)

とてもおもしろい作品が届きました！

なんと韓国から届いたNEW JACK SWINGなアルバムです。

個人的な話ですが2014年の暮れくらいからDISCOとともにNEW JACK SWINGっぽいのを聴くのが好きだったのでとてもタイムリーな内容でした！

ダンサブルなトラックの完成度の高さにとても驚きました。またバラードも80年代後期〜90年代前半にかけての空気感がうまく表現されていてとても良いです。

CDでのフルアルバムに加えて7インチシングルまで付いたうれしい仕様！ポスターやブックレットも非常に丁寧な作りで「作品を手に取る喜び」をひしひしと感じられる一枚です。

彼のYouTubeを見ればわかるのですがビジュアルには並々ならぬこだわりが感じられるところも素晴らしい！

ジャケットで身につけている「FILA」からオフィシャルなサポートを受けていたり、"JAM"のビデオに出てくるミニ四駆に関しても田宮模型からオフィシャルにサポートされているところも興味深いです。

とにかくあらゆる面でおもしろい動きをしているアーティストですので注目です！！

投稿情報: 20:37 カテゴリー: 新入荷, 日記, 音楽 | 個別ページ | コメント (0)

JUST ARRIVED! VINYL7 × CARHARTT J140

やっと入荷しました。(S〜XL ¥28,000,L TALL ¥30,000)

ボディ、デザイン、刺繍。全部アメリカ製です！

12ozの100% RING-SPUN COTTONのダック地。昔ながらのタフさですが現行品は少し柔らかくなっていて着やすいです。

CARHARTT社が創業してから125周年ということで今シーズンの商品までこのタグがプリントされています。

内側。ボディの部分はフランネルのキルト、袖の部分はナイロンのキルトの裏地が付いていて非常に保温性に優れています。

刺繍も丁寧にされています。

内ポケット付きでいろいろ収納できます。

CARHARTT社は従来のワークラインに加えてヨーロッパ企画の商品、国外でのアウトソーシングによる生産商品、ライセンス商品、と数多くの種類が存在します。

そんな多様な商品群の中でも80年代後半〜90年代にかけてHIP HOPシーンにおいて大流行したあの頃のジャケット（中でもTOMMY BOY,STUSSYとコラボレーションしたジャケットが最も有名ですね）が欲しい！と思いかなり無理をして作ってみました。

アメリカ国内でも「MADE IN THE USA回帰」というのはトレンドとしてあるようで工場の規模の割には注文数が多いらしくかなり待たされてしまいました！

CARHARTTの YouTubeに上がっているアメリカの工場の様子。

いろいろ大変なところもありましたが上がってきたジャケットは素晴らしいです。

80年代後半〜90年代当時の雰囲気とタフさは持ちながらサイズや素材感は現代風にアップデートされていて素晴らしいです。またアメリカ国家安全保障局（NSA）などの制服を手掛ける工場へ当店の屋号のデザインと刺繍を依頼。これも「らしさ」たっぷりの仕上がりとなりました！

こういうことですな。

投稿情報: 20:06 カテゴリー: 新入荷, 日記, 音楽 | 個別ページ | コメント (0)

OLD SCHOOL 100.3

PHILADELPHIAのラジオ局「WRNB OLD SCHOOL 100.3」が日本からもインターネットを通して聴けるようになっていますね。ホームページ上の「LISTEN LIVE」のリンクから簡単に聴けます。

このOLD SCHOOL 100.3は「Philly's Best Old School Jamz!」のスローガンのもと「URBAN OLDIES」というフォーマットで番組が制作されています。

PHILADELPHIAといえばSOULからHIP HOPに至るまで数々の名曲を産んできた土地だけあって良い曲が良いタイミングでたくさんかかります。早朝のトークショーは別にしても本当に一日中聴いていて飽きません。

またこの局の看板DJがLADY Bさんです。

このお方。

LADY B/TO THE BEAT YA'LL

このレコードをリリースした方としておなじみですね。

女性のMCがリリースした初のレコードですしPHILADELPHIAのHIP HOPのレコードとしても初めてのレコード。歴史的にも非常に重要な一枚です。内容も素晴らしいです。

もともとラジオのディスクジョッキーだったのですがこの方が1984年から1989年にかけてPHILADELPHIAのPOWER 99 FMでやっていたHIP HOP番組「THE STREET BEAT」はこの時期のNY〜PHILLYのHIP HOPシーンとリンクし、大きな影響力があったようです。

番組内でのMIXがいくつかYouTubeでも聴けます。

RUN D.M.C.による番組へのシャウトが聴けます。

この回はULTRAMAGNETIC MC'Sがゲスト！！

そんな彼女がやっている番組が本当に素晴らしくて日本に居ながらにして聴けるのはとてもうれしいです。アメリカ人が割と普通の感覚として持っている「OLD SCHOOL感」というのがよくわかります。

またYouTubeにある昔の「THE STREET BEAT」の録音は当時の東海岸地区のHIP HOPシーンの事がよくわかるので合わせておすすめです！！

投稿情報: 22:25 カテゴリー: 新入荷, 日記, 音楽 | 個別ページ | コメント (0)

WICKED MIX

有名なREMIX SERVICE。「WICKED MIX」のシリーズが入荷しております。

レコードを買っている方にはおなじみのシリーズではないでしょうか？

これが「どういったレコードなのか？」ということについてはあまりちゃんと説明された文献を読んだことがないのですがちょっと簡単におさらいしておきましょう。

アメリカには割と昔から「REMIX SERVICE」と呼ばれるほとんどBOOTLEGな盤（もちろん例外もあります）をリリースするレーベルがいくつか存在します。古くは1977年からNYを拠点にリリースをしていた「DISCONET」。1986年以来今でもアナログでのリリースが続く「ULTIMIX」。90年代からボストンを拠点に活動し「AV8」の兄弟レーベルにあたる「X-MIX」。1980年代前半からUKを拠点にし、現在でもDJコンテストの開催でも有名な「DMC」などなどが有名です

これらはCLUB,DISCO,RADIOで活動するプロのDJにスペシャルなREMIXを供給する目的で存在していました。限られた店舗への流通しかなかったり会員制だったりで販路もある程度限られていたようです。（はっきりしたことは忘れましたが新品でこういうのを買うととても高かった覚えがあります。）

「WICKED MIX」もそんなレーベルの一つで初期は「FREESTYLE CLASSICS」や「MIAMI CLASSICS」といった別シリーズも存在し80年代後期から90年代っぽさが強く感じられるレーベルだと思います。