機材のお話です。
AKAI S-950
1990年代前半まで本当に多くのトラックメイカーが使ってきた機材です。12bit機ですが割とクリアーな鳴りでE-MUのSP12/SP1200なんかと比べるとあそこまでの癖はありません。しかしフィルターはよく効いてこの機材ならではの質感がありますし、最初から入ってるSINE波も「あの音」って感じがして素晴らしいです。
今ではオークションやリサイクルショップで安く手に入れることができます。
DAWで制作するのが当たり前な環境に慣れると不便で不自由な機材ではありますがこれでしかできないようなこともまだまだあるようで結構地味にアップデートされていてその辺を調べるとおもしろいですね。
1.メモリー
元は512KBとかで小さいんですがメモリーボードが2枚挿せて2.25MBまで上げれます。これがちゃんと新品で手に入るんですね。たくさん積んでやれば結構な時間録れます。
2.ディスプレイ
経年でバックライトが切れてくるとディスプレイが読みにくくなっちゃうんですがこれも交換用のパーツがちゃんと出てます。中にはライトの色が選べるものもあって視認性が良くなる上に格好良くなっちゃうとこも良いですね。
3.記録メディア
標準は2DDのフロッピーディスクです。しかしこれも換装するためのパーツがいろいろ出ていますね。フロッピーエミュレーターやカードリーダーなどに換えれます。中のROMとSCSIボードを変更しなければいけないものもあって結構大変そうなとこもあるんですがやる価値はあるでしょう。多分。
箇条書きにしてみたら3つしかないんですけどこれだけやれば結構今でも使える機材なんだろうなー。と思います。
DAW上である程度サンプルを編集してからサンプラーに入れてやれば波形が見えない不便さは解消できるかと思います(レコードの音を一度DAWに録音することに賛否はあるかもしれませんが高いビットレートで処理するなどの工夫をしても良いと思います)。
こういうので作ると「ちょっと休憩」とか言ってエロ動画を見たりSNSを見たりする時間が劇的に減るのはすごい良いですよ。DAWは便利なんですがPCの画面を使うということで「気が散る」という不便さに最近気づいたのでこんな記事を書いてみました。
今日は「RECOMMNED」更新しました!