アメリカの話。といえばしょっちゅうラジオのこと書いてる気もしますが買い付けに行くと一番長い時間聴くことになるのでしょうがないです。どんな田舎へ行ってもいくつかの局があっていくつか選択肢があるのも素晴らしいです。
今時のヒット曲を何度もかけるような局はもちろんたくさんあってそれはそれで良いのですが、アメリカは局の数が多いだけにある程度かける曲の嗜好を明確に示している局も多く、ヒット曲に飽きたらそういうのを聴けるのも良いです。
中でも「ADULT HITS」のような傾向で選曲している局はおもしろいですね。「俺もおっさんになったんだなー」と感じますが大体しっくりきます。
今日はそんな「ADULT HITS」の数々を7インチシングルでアップしてみました。
中西部のド田舎の局でかかることは少ないものの都市部の局の深夜帯では結構かかる曲です。HIP HOPの曲でサンプリングされていましたが今でもよく聴かれていることがわかると「なるほどな」って思います。
WHITNEY HOUSTON/YOU GIVE GOOD LOVE(45)
この方の知名度はやはりすごいものがありますね。カップリングに収められた"GREATEST LOVE OF ALL"もよく聴きました。
日本では結婚式定番の曲でもありますね。これもしょっちゅうかかります。アメリカでは「ATLANTIC STARRといえばこれ!」な感じがビンビンしました。
GLOVER WASHINGTON JR./JUST THE TWO OF US(45)
「SMOOTH JAZZ」というのもR&BやROCK〜POPSのバラード曲と並べてよく聴かれているようですね。これもしょっちゅうかかります。
R&Bの良い感じのバラードなんかをたくさん続いた後にこういう曲がかかるとハッとさせられます。美しいメロディーがあればジャンルなんか関係ないですね。
挙げていくとキリがないんですがジャンルを跨ぎながらも雰囲気で一貫性のある選曲はお見事です。こういうのを老若男女問わずダラダラ聴いているのは良いですね。
またHIP HOPのサンプリングソースと言われるような曲が意外にたくさんかかるのもおもしろいです。日本やイギリスでも好まれる「レアグルーブ」的な価値観でサンプリングされる曲はもちろんたくさんあるんですが「みんなが知ってる懐メロ」的な楽曲をサンプリングして制作されるHIP HOPもたくさんあるのは良いです。
ラジオでよくかかる曲を聴いてレコード買いに行ってサンプリングしてラップのっけって、みたいな。これはこれでHIP HOPだなー、と思います。
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