日本で一般的に通用する「音楽ジャンル」はほとんどがレコード会社やレコード店が付けたものになるかと思います。
しかし、アメリカだとそういった「CD、レコード店の棚を仕切るためのジャンル」以外に「ラジオ曲のプレイリスト」のためのジャンルがいくつかあるようです。
以前にも触れたことがあるのですが「Quietstorm」もその一つでしょう(「Quietstorm with M.Hisataakaa」、「Quietstorm(追記)」を参照)。今も店頭ではQuietstorm発祥のラジオ局でるハワード大学のFM(WHUR 96.3FM)をよく聴いています。そして今回はさらにざっくりとしたジャンルである「Adult Contemporary」についてです。
RAY, GOODMAN & BROWN/(BABY)LET'S MAKE LOVE TONIGHT
SURFACE/SHOWER ME WITH YOUR LOVE
FORCE M.D.'S/TENDER LOVE/HERE WE GO AGAIN
TEVIN CAMPBELL/TELL ME WHAT YOU WANT ME TO DO
READY FOR THE WORLD/LOVE YOU DOWN
GLENN JONES/WE'VE ONLY JUST BEGUN
ANITA BAKER/CAUGHT UP IN THE RAPTURE
WHITNEY HOUSTON/GREATEST LOVE OF ALL
明確に音楽を分ける「基準」は無いのですがラジオのフォーマット風に言うと「URBAN ADULT CONTEMPORARY」と呼ばれるジャンルのMIXですかね。何となく雰囲気を感じていただけると嬉しいです。こういった雰囲気の選曲でさらにSMOOTH JAZZと呼ばれる楽曲の比率が増えるとWHURっぽくなりますし、PHILADELPHIA産のソウルバラードが多くなるとWRNB 100.3っぽくなります。
雰囲気重視ですのでロックバンドが演奏するバラード曲やメロウなオールディーズ曲、A.O.R.なんかを多く流す局もたくさんあるところはおもしろいです。BON JOVIやAEROSMITHといったハードロックのバンドが演奏するバラード、BOBBY CALDWELLやBOZ SCAGGS、HALL & OATESなんかもこうしたフォーマットの中でよくかかります。
日本のラジオ局においては60分とか90分の尺の中でDJがあまりおしゃべりを入れずに淡々と曲を流すような番組が多くない上に、古い楽曲も新しい楽曲も関係無く雰囲気重視で選曲するラジオ局が少ないのでちょっと寂しいですね。
偉そうな事言うつもりはないんですがこう言うMIXでなんとなーく雰囲気を感じ取っていただき、レコードやCD、その他いろいろな音源をを購入する参考にしていただければ嬉しいです。
こう言うのを日常的に聴いている人たちがいろんな音楽に影響されたり、サンプリングしたりしてHIP HOPやHOUSE、TRAPやEDMといった新しい音楽を作っているのも素晴らしいです。
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