「RECOMMEND」にKURTIS MANTRONIK関連作をアップしました。
キャリアの初期についてはRED BUUL MUSIC ACADEMY DAILYの「The Birth of Mantronix」という記事で詳しいことが書かれています。そちらもぜひご覧ください。
ドラムマシンの打ち込みトラックにラップだけというシンプルな作品ながらもデビュー作の"FRESH IS THE WORD"が大当たり。機材の使い方を覚えたところでLATIN FREESTYLEのトラックの打ち込みもやることになったようでJOYCE SIMS "ALL AND ALL"を手がけてこれも大当たり。
この曲もその流れから手がけた作品でしょうね。この辺りの作品からはかなり細かい刻みで打ち込まれたハイハットが聴けます。
また808の音色をサンプリングしスネアなどのピッチの上げ下げを含んだ三連を打ち込むという現在のTRAPでよく聴かれる手法をこの頃からやってます。
EDITも派手で格好良いですね。
MANTRONIX/JOIN ME PLEASE...(HOME BOYS - MAKE SOME NOISE)
このシングルが出た頃になるとサンプリングでのトラック制作へ。やはり傑作ですね。これ。
KANE GANG,THE/DON'T LOOK ANY FURTHER
同時期に手がけたこれもサンプリングによるトラックが耳を引きつけます。
MANTRONIX/GOT TO HAVE YOUR LOVE
この辺になるとHOUSEっぽい雰囲気も漂ってきます。より広い層にアピールした結果でしょうか。
BRYCE WILSONはMANTRONIXの歌ものにおいては結構重要な位置にいるんじゃないかと考えているんですがQ.B.C.は「フックアップ」って感じなんでしょうか。
そしてBRYCE WILSONはQ.B.C.からGROOVE THEORYへ。KURTIS MANTRONIKと直接関係があるわけではないもののその辺の経緯も考えるとなかなか味わい深いものがあります。
キャリアの初期からMANTRONIX作品で重要な役割を果たしたCHEP NUNEZの存在も大きいですね。CHEP NUNEZとともに活躍したBREAKBEAT LOUことLOUIS FLORESがULTIMATE BREAKS & BEATSの制作に大きな役割を果たしていたことも"KING OF THE BEAT"のような作品がリリースされるのなにか作用しているのかな?なんて想像も膨らみます。
80年代のHIP HOP〜DANCE MUSICにおいては間違いなくトレンドセッターの1人だったわけでこうして作品を追いかけてみると非常におもしろいプロデューサーだな、と思います。
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